看護師が仕事を始めるにあたっては、まず実家暮らしをするか一人暮らしをするか、将来を見据えて検討することがとても大切です。
例えば、実家が遠いためにできるだけ通勤時間を短縮したい人や、終業後の時間を有効に使いたい人は、一人暮らしに向けて物件探しをするのもいいでしょう。
経営が安定している医療機関の中には、常勤の看護師を対象に住居手当を支給している場合も多く、一人暮らしをする際に家賃の大半をカバーできます。
また、場合によっては職場に近いエリアにある一人暮らしにぴったりの優良物件を紹介してくれることもあり、遠方から引っ越して就職をしたい人も安心でしょう。
一方、立地条件や設備、室内の広さなどにこだわって物件を選ぶ場合には、毎月の出費が大きくなるケースもあるため注意が必要です。
さらに治安があまりよくない地域での一人暮らしは防犯上の問題が発生する可能性もあり、必ず職場周辺の下見をしたり、セキュリティが万全な物件を探したりすることが重要です。
看護師として働いた経験が浅い人は、一人暮らしのメリットとデメリットについて理解しにくい部分もあるかもしれません。
そのようなときは、周りの同年代の看護師と意見交換をしたり、面接を受ける際に担当者に相談したりするのも有効です。
そのほか、長期にわたって一人暮らしをしたい人は、全てのスタッフが入居できる職員寮を設けている医療機関を就職先の候補に入れるという方法もあります。